第25回ユーラシアフェスティバル報告
12月3日(日)に愛知民主会館二階ホールで第25回ユーラシアフェスティバルが開催されました。
11時30分には会場の設営がすんで 販売されるピロシキも運び込まれ、紅茶の準備もできました。
会場の前の方には人形劇の舞台も出来ています。一階のバザールではロシア風のパンやロシアの工芸品、
ジョージアのワインなどが販売されました。今回のバザールには古参の会員提供のソ連時代のグッズが
あり、ロシア人のお客様が「なつかしい、、」と買っていかれました。絵本やロシア語の参考書なども
ありました。
12時30分から新入会員の歓迎会でした。新しくロシア語を始められた方もあり、以前に勉強していて
再度挑戦される方もありそれぞれ、一言ずつご挨拶をいただきました。
13時 恒例のロシア語の人形劇「お団子パン」が始まりました。「お団子パン」とは聞き慣れない
言葉ですが、、、劇が始まる前に服部先生からあらすじの紹介がありました。この人形劇はすべて
ロシア語で演じられるので なかなか聞き取りが難しいところもあり、あらすじを知っていると
わかりやすいのです。
まず、お団子パンとはロシア語ではколобок(カラボーク)、まるくてふかふかのパンのことです。
このお話は日本語の絵本にもなっていてそこでは「お団子パン」と訳され、小さい子どもたちに
親しまれています。どんなお話でしょう?
おばあさんは粉をこねてサワークリームも入れてカラボークを作りペチカに入れて焼きました。
そして焼き上がったカラボークはまだとても熱いので、窓のところに立てかけて冷ましておきました。
するとカラボークは「こんなところにいてもつまらないや、外に行ってみよう!」と窓を飛び出して
転がって行ってしまいました。カラボークはウサギやオオカミやクマに出会い、食べられそうに
なりますが、すばしっこく逃げ出しました。ところが最後に出会ったのは美人のキツネのお姉さん。
「あんたはかわいいわねえ、なんて歌が上手なんでしょう!もうちょっと近くに来て。私の
顔の上で歌ってくれない?」と甘い声で褒められ、頼まれて 思わずキツネの顔の上に
乗ってしまったカラボークの運命は?
この後はおなじみの合唱団ミールの合唱です。
「小さいぐみの木」「鶴」「アムール河の波」「広きドニエプルの嵐」「ふるさと」を
日本語とロシア語で歌いました。
今回はゲストによるミニコンサートもありました。新進のユーフォニアム演奏家、波多野江莉さんと
ピアニストの沖田唯さんが素晴らしい演奏を聴かせてくださいました。
20分の休憩を挟んで最後に抽選会がありました。20名の方に宗次ホールのコンサート券やユーラシア諸国の
民芸品、ワインなど豪華な賞品が当たりました。
最後は会場の片付けなど参加者の皆さんにお手伝いをしていただきました。どうもありがとうございました。
参加者は会員は43名、それ以外の方が7名でした。140個のピロシキは完売しました。
ブログにも詳しい報告を載せています。こちらもご覧ください。