道端に捨てられたゴミは毎日きれいに片付けられ、容赦なく落ちまくる大量の枯葉も日々ごみ袋に収められて専用車で運ばれていきます。平日はもちろん、日曜日でさえゴミ収集の方々は早朝から夕方まで働いているのです。 私が見た限りでは、清掃人はタシケントでもサマルカンドでも全員が女性です。彼女たちは「ウボールシック」と呼ばれ、蛍光色に輝くオレンジのエプロンが彼女たちの制服。きっと公道のど真ん中を清掃していても、運転手がひと目で彼女たちに気づくように目立つ色にしたのでしょうね。 街やだだっ広い公園だけではなく、寮周辺や大学校内も大学専任のウボールシックたちがいつも綺麗にしてくれます。(彼女たちは蛍光オレンジのエプロンは着用していませんが。)寮生にとって、ザッザッというほうきで掃く音は目覚まし代わり。早朝6時頃から働く働き者たちなのです。 彼女たちはゴミを拾ったり枯葉を掃き集めたりするだけでなく、歩道に積もった砂までも掃いてくれます。タシケントは首都ですから歩道はその殆どが舗装されていますが、サマルカンドでは街の中心部でさえその大部分が砂地のままです。 人が通行すると砂が散らばりますよね。その散らばった砂を一箇所にかき集めているようなのですが、掃いた砂はウボールシックの身長の倍以上の高さにまで舞い上がり、彼女を中心とする直径10メートルくらいは砂嵐状態です。よくその中で何時間も清掃できるものだと感心しますが、私には嵐の中をくぐってまで通行する勇気はありません。それでいつも彼女の周辺を避けて車道側を歩いているのですが、それでも多少の砂は避けれらません。 サマルカンドはチムール・アミールが首都とした青色の美しい街。その陰には日曜日でさえ早朝から掃き清める女性たちの類稀なる努力があるのです。 (ただし、ただ通行しているだけでも砂は浴びます。車道も完璧には舗装されていませんから、車が通行する度に砂が舞い上がるのです。一週間着用したパンツ(服)を洗うと洗濯水が砂色に変わりました。参考までに、サマルカンドにいらっしゃる際には、手洗いができて乾きの早い服の着用が宜しいかと思います。) 【写真 可愛い
ウボールシックさん】
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