八月下旬から一週間ほど娘がウズベキスタンにやってきて、一緒にタシケント、サマルカンド、ヒバの三都市を周遊しました。娘には初めて訪れるイスラム国家 だし、日本にはない異文化を肌で感じていたようです。 感想を聞くと、「今まで訪れたどの国にもない不思議な雰囲気の国。ロバ車や馬車が車道を走っているのにはびっくりした。車道のすぐ道端で牛や馬や羊やや ぎが草を食んでいる光景には感動したし、メドレセも初めて見た。サマルカンドのナン(=レピョーシュカやチャプチャク)は美味しかった」とのこと。住んで いると当たり前のようになってしまった光景が、一緒に旅をしたことによって改めて新鮮な驚きを持って感じられるようになりました。 同じ国にありながら、それらの三都市は雰囲気も人々も異なるし、ウズベキスタンの名物料理であるプロフの作り方もそれぞれ異なります。 例えば人々。タシケント在住の人は外国人に慣れているので、好奇心丸出しの目でじろじろと見つめることも外国人に個人的な質問攻めをすることもありませ ん。ヒバでもそんなことはされませんでしたね。きっと同様に外国人観光客に慣れているのでしょう。キ―キ―と急ブレ―キをかけながら我が物顔で車を走行さ せるのはサマルカンドぐらいで、他の都市では車の運転も穏やかです。舗装工事が行き届いているタシケントでは砂埃が舞い上がって全身砂まみれになることも ないので、お洒落も楽しめます。また、電気、ガス、水、お湯、冷暖房等のライフラインが完備されているのは首都のタシケントだけで、地方都市には「タシケ ントの余りが配備される」のです。例えばサマルカンドでは、冬季は電気がない、夏季は水が出ないのが茶飯事で、どの地区でもライフラインの何かがいつも不 足しています。暖房がないためコート着用で授業を受けている学生たちを見てタシケントから来た方が驚いていたのには逆にこちらも驚いたぐらいです(それま でウズベキスタンでは集中暖房は入らないと思っていたので)。魚もタシケントでだけ売っていますし、東京にも進出できそうなお洒落なカフェや、世界数カ国 にしかないと言われる「ビクトリア シークレット」という可愛い下着のお店もタシケントにはあります。首都タシケントは様々な点で別格ですね。 また、名物料理プロフも地方によって異なります。タシケントのは人参も羊肉もレーズンも全部一緒に炊き上げるのに対して、サマルカンドではレーズンは炊 きこまず羊肉や人参は盛り付けたご飯の上にのせます。ヒバのプロフは油っぽくなく、やはり上に人参がのっていますが、レーズンと羊肉はご飯と一緒に炊き上 げます。ブハラのもレーズン入りで人参ものせられていましたが、ここのだけゆでたウズラ卵が添えられていました。ウズベキスタンにお越しの際は、プロフの 食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。(余談ですが、プロフをご賞味になる際は、お皿を向こう側に傾けて余分な油を傾けた側に落としながら頂いた方が体 に優しいです。) |
![]() ロバ車 |