今回はロシアの休み(祝日など)や記念日についてご紹介します。 まず、有名なのは「パスハ」(大復活祭)です。イースターと言うと知っている人も
いると思います。皆でゆで卵に色を付けたり、家を飾ったり友達とパーティーをしたり。私も生徒の家族に招待され、楽しい時間を過ごしました。 春休みの終わり、5月9日は戦勝記念日です。公園ではイベントがあり、
至る所で「ゲオルギーのリボン」が配られていました。オレンジ色と黒のストライプリボン。私は初めそれが何なのか知らずにいましたが、ロシア人の方から戦
勝記念のリボンだと聞きました。パレードや色々なところでイベントがあったようです。私は「戦勝」というだけで何故か祝う気分がなくなってしまったのです
が、それは私が敗戦国の人間だからでしょうか…。 私が一番羨ましいと思ったのは夏休みです。6月から8月までの3か月間学生は休みです。また、5月には春休み、10月終わりには秋休み、12月終わりにも冬休みが10日間程度ずつあります。校長先生の家族は1か月半
もクルミア半島へ行くなど、長い休みを満喫していました。なんて羨ましい!日本でそんなに休んだらどうなることやら…。また、ロシアの中心と言ってもやは
りヨーロッパ方面へ行くことが多いようで、やはり日本は近くて遠い国なのだな、と感じました。 11月4日は今年から始まった祝日です。調べてみたら
「民族統一の日」となっていました。ロシアの方にどんな祝日なの?と聞きましたが、私の周りの人達は皆さん「知らない…」と。「新しい休みだからとりあえ
ずパーティーをしませんか?」(笑)とお誘
いがあり、ロシア料理のパーティーをしました。祝日だから楽しもう!という考えがとても素敵だと思いました。 最後に日本ではなかなか出来ないな…と思うイベ
ントを紹介します。私が15時から日本語の授業があるので学校へ行った時です。生徒が全然いな
い…!いつも賑わっているロビーにも子供たちの姿が無い!不思議に思い歩いていると、小さなホールに先生が大集合!皆で食事をしながら歌ったり話したり楽
しんでいました。先生は女性ばかりなので大きな女子会のようでした。生徒に聞いてみると、その日は「先生の日」とのこと。この日は授業を午前中に終わら
せ、その後学校で先生達がパーティーをするそうです。学校で先生のパーティー…。日本ではなかなか実行は難しそうですね。 私はどんな時もとても有意義に、そして楽しそうに過ごしている皆さんを見て、「その時を楽し
むことを大切にしている」と感じました。私もロシアの人達のように今を楽しんでいきたいと思いました。 |
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戦勝記念
日の公園 |