曲目 ショパ
ン:4つの夜想曲 変ロ短調 Op.9-1/変
ニ長調 Op.27-2/ヘ長調
Op.15-1/嬰ハ短調(遺作) リス
ト:ピアノソナタ ロ短調 プロコ
フィエフ:ピアノソナタ 第8番
変ロ長調 Op.84 |
アンド
レイ・ガヴリーロフ Andrei Gavrilov, PIano 1974年、18歳でチャイコフ
スキー国際コンクール優勝、同年ザルツブルク音楽祭でスヴャトスラフ・リヒテルの代役を務めて一躍脚光を浴び、1980年までに世
界の主要都市にて演奏していたが、その後1984年にロンドンでリサイタルを行うまでの間、政治的理由で国外での演奏活動が
中断。その後ペレストロイカの時代を迎え、当時の共産党書記長ゴルバチョフに請願し、亡命することなく国外に滞在する許可を与えられたソビエトの芸術家の
第一号となる。 1985年にカーネ
ギーホールでリサイタルデビュー。ニューヨーク・タイムズ紙上で「大器」と称された。その後も北米、欧州の主要オーケストラと、ハイティンク、アバド、
ムーティ、小澤、スヴェトラーノフ、テンシュテット、ラトル、マリナー等の指揮で共演。録音では1990年までEMI専属アーティストとして数多くの録音を行い、グラモフォン大賞(1979)、ドイ
ツ・シャルプラッテン賞(1981)、IRCA国際レコード批評家賞(1985)、「世
界最高のピアニスト」と評価されたシエナのキジアーナ国際音楽アカデミー賞(1989)などを受賞。1990年以降もドイツ・グラモフォンよりCDを継続的にリリース、国際的に高い評
価を受けた。 しか
し、その後1993年頃からコンサートのキャンセルが相次ぎ、約8年間演奏活動を停止。哲学や
宗教を研究し、新たな音楽を模索。2000年から徐々にコンサートを再開し、2001年、モスク
ワ音楽院大ホールにて一夜で4つのピアノ協奏曲を演奏し復活。2019年には18年ぶりの来日ツアーを果たした。 |