「クラスノダール」
![]() ロシア各地では工場が閉鎖されてしまったり、地元に産業がないところも多いのですが、クラスノダールでは食品工業が盛んです。農業も盛んで家畜が育てられ、小麦や野菜や果物もよく採れます。クバン地方の野菜や果物はとても有名で人気があり、高い値段で売られています。このため、厳しい仕事ではありますが農家はよい収入を得ていると思います。クバン地方は土壌がよく、ここで栽培された小麦はロシアだけでなく外国にも輸出されています。 クラスノダールやクバン地方では賃金が高いことが外部からここに集まってくる理由の一つですが、特にオセチア、チェチェン、ダゲスタンから人が流入するのにはわけがあります。地図を見ればわかりますがこれらの国はクバン地方のすぐそばです。90年代の第一次、第二次チェチェン戦争の時にはクラスのダールは1万人以上の難民を受け入れました。これらの人々の多くはここに定住するようになりました。ロシア人女性で彼らと結婚している人も少なくありません。 クラスノダールには美術館と博物館があり、19世紀の終わりに作られたプーシキン図書館もあります。ここにはロシア最後の皇帝ニコライ二世の蔵書も納められています。またクバン大学はロシアで有数の大学で、私の祖父がここの教授だったことを私は誇りに思っています。 この町はエカチェリーナ女帝の時代に作られ、ここを勢力下においていたコサックに与えられました。そのため最初は「エカチェリノダール」と呼ばれていました。来年の冬季オリンピックの開催地に選ばれたソチは海辺の町で昔から保養地として有名なところでした。今も保養地、観光地として人気があるソチに比べてクラスノダールはビジネスの町として発展しています。最近では町にイタリアやトルコの会社のオフィスが増えてきています。 来年はオリンピックもあります。ぜひ一度私の故郷を見にきてください。 ![]() |